その手でつかんだ！過去最高の準優勝　「とちぎ国体」クライミング

熱戦続くとちぎ国体。
１０月４日まで行われたクライミング競技では、県勢が過去最高の準優勝を果たしました。

リード・ボルダリングの２種目があるクライミング競技。
成年男子の川畑イサム（鶴丸校卒）・土肥圭太（県スポーツ協会）ペアは両種目で決勝に残りました。

午前中に行われた、高さ約１５メートル、最大傾斜１５０°のウォールを、どれだけ登れたか競うリードを８位で終えた鹿児島ペア。
上位進出へ、午後、得意のボルダリングに臨みました。

（ボルダリング決勝に臨む　土肥圭太（左）・川畑イサム（右）の鹿児島ペア）

高さおよそ５メートルの壁に作られた４つの課題に決められた時間で挑戦するボルダリング。
まず、制限時間５分で第１・２課題に挑みます。

ユースオリンピック金メダリストの土肥圭太は、オリジナルの登り方を見つけるなど個性を発揮し、第１・２課題を落ち着いて完登します。
一方、川畑イサムは第１課題を完登しますが第２課題に苦戦。
それでも、土肥のアドバイスを受け、最後の挑戦残り１０秒を切りながらこの課題を成功させます。

続く第３・４課題の制限時間も５分。
難しい課題で他のチームが苦戦する中、鹿児島は全チームで１番最初に第３課題を２人ともクリア。第４課題こそ完登ならなかったものの、この時点で暫定１位に立ちます。
残りは、東京オリンピック日本代表擁する地元・栃木と、予選１位の大阪。
最後大阪に逆転されたものの、鹿児島は過去最高の準優勝に輝きました。

競技後、土肥選手は「正直、この結果は驚きの方が強い。過去最高の成績なのは素直に嬉しいです」と落ち着いた口調で話し、
川畑選手は「来年のかごしま国体へ向けいい弾みになった」とはじける笑顔で話してくれました。

（来年のかごしま国体へ弾みのつく結果に）