• シエルブルー鹿屋(自転車)
  • おおすみ・鹿屋から五輪・世界の舞台を目指す自転車のプロチーム Ciel Bleu KANOYA(シエルブルー鹿屋)応援コーナーです。

2週連続の2位! 伊藤選手兼監督の引退に花を添える シエルブルー鹿屋

(大河内(中央サングラス)はチームメイトと共に序盤からいい位置でレースを展開した)

9月23日から25日までの3日間連続で群馬を舞台に行われた、国内の自転車ロードレース最高峰・Jプロツアー(第13~15戦)通称「群馬シリーズ」で、おおすみ・鹿屋市を拠点に活動する自転車のプロチーム・シエルブルー鹿屋が、前週に続き二週連続で2位表彰台に立ちました。

23日に行われたシーズン第13戦は、群馬サイクルスポーツセンター(6kmのサーキットコースを25周/150km)で行われ、シエルブルー鹿屋では南大隅高校・鹿屋体育大学出身の冨尾大地がトップと5秒差の8位。前週のレースで、チーム最高位となる準優勝を飾った白川幸希が13位となりました。

そして、翌日の土曜日・24日に行われた第14戦。
同じコースながら、前日よりも短い60kmで争われたレースでは、序盤からシエルブルーの積極的な動きが目立ち、各周回のコントロールラインでも、1周目は伊藤舜紀、7・8周目は古谷田貴斗、9周目は冨尾大地が先頭で通過するなど、常に主導権を握る走りを見せました。
その結果、大河内将泰が優勝の河野翔輝(ブリヂストン)と同タイムでの準優勝を決めました。

(プロに交じってスプリント勝負に挑んだ大河内(画面中央))

このレース、シエルブルー鹿屋は、優勝と同タイムで8位に白川幸希、13位に伊藤雅和、16位に冨尾大地と続き、チームランキングも15チーム中、総合7位に上げました。
準優勝を果たした大河内選手は、23歳以下のナショナル強化選手で、鹿屋体育大学の3年生。去年からシエルブルーの「育成選手」として、学生とプロ活動を両立しながら活動しています。大河内選手のJプロツアーでの表彰台は自身初、チームとしても先週の白川選手に続く最高位タイとなりました。

(シエルブルー鹿屋にとっては2週連続での2位表彰台 残すは…)

 

3連戦最終日は9月25日…この日は、チームにとって「節目の日」ともなりました。
今シーズン、シエルブルー鹿屋を引っ張ってきた伊藤雅和選手兼監督が今季限りでの引退を発表したからです。

(最終日 引退レースを前にチームから花束が贈られるセレモニーを受けた伊藤雅和選手)

第15戦は「まえばし赤城山ヒルクライム」(全長21.5km/標高差1313m)での開催。シエルブルー鹿屋は、木村純気の7位(優勝と58秒差)が最高位となりました。

ラストレースを終えた伊藤雅和選手から、応援してくれたみなさんへメッセージが届いています。

私、伊藤雅和は、2022年シーズンを持ちまして、選手生活を終える決意をしましたので、ご報告いたします。
鹿屋体育大学を卒業後、選手として12年間プロ活動させてもらいました。
2011年~ 愛三工業レーシングチームで6年間。
2017年〜 NIPPO VINI FANTINI(イタリア)で3年間。
2020年〜 愛三工業レーシングチームで2年間。
2022年〜 シエルブルー鹿屋で1年間。
走る場所を与えてくれた愛三工業レーシングチーム、NIPPO VINI FANTINI、シエルブルー鹿屋。
この3チームのお陰で、沢山のことを学びながら向上心を忘れずに、選手生活を全うできたと思っています。
チームだけでなく、そこに関わる多くのスポンサー様や応援してくださる皆様、そして家族がいてくれたお陰で、今日までの自分の選手生活が成り立っていたと認識しています。
今後はシエルブルー鹿屋と関わりながら、鹿児島を拠点に日本一、世界を目指す選手の育成のお手伝いができたらなと考えています。
またどこかのレース会場で、皆様にお会いできたら嬉しいです。
これまで伊藤雅和の競技生活に携わって頂いた、全ての皆様に心より感謝致します。
本当にありがとうございました!

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