ユナイテッドFC 新布陣で快勝!
開幕まで1ヶ月を切ったサッカーJ3リーグ。
J2再昇格を目指し新シーズンもJ3リーグで戦う鹿児島ユナイテッドFCは、2月13日に今季初めてトレーニングマッチを公開。「新布陣」に注目が集まりました。
春の到来を感じさせるやわらかい日差しの中、会員限定で600人以上が詰めかけ長蛇の列ができた白波スタジアムで行われたトレーニングマッチ。シーズン開幕を1か月後に控え「チーム作り」を進める去年7位の鹿児島ユナイテッドFCが、去年10位の藤枝MYFCと対戦しました。
45分3セットで行われるトレーニングマッチで、大嶽直人新監督は、1本目に6人の新加入選手を起用。
さらに、フォーメーションも、新たに中盤を厚くする形で臨みました。
ユナイテッドFCは序盤、新加入選手を起点にゴール前でチャンスを作り会場を湧かせます。一方、課題の守備では、新加入でセンターバックのキャプテン・広瀬を中心に安定したプレーを見せ、チーム全体で連携し、前線から積極的にボールを奪う姿勢を見せます。1本目の33分には、昨シーズンは出場機会が少なかった野嶽が、左サイドでボールを奪い中央へクロスボールを送ると、最後はスタメン定着を目指す山本が落ち着いて決め、ユナイテッドFCが先制。
続く2本目では、今シーズン、チームが目指す攻撃のひとつ、「縦に速い」シンプルな攻撃が形になります。
29分には、右サイドで新加入の渡邉、有田とつないで。さらにその2分後には、ディフェンスラインの新加入・井原からサイドバック砂森を経由し、前線の大卒ルーキーの圓道までスムーズにつながり追加点を奪います。
結局、既存の選手と新加入選手が上手くかみ合ったユナイテッドFCが、3本トータル4対0の完封勝利。
1か月後の開幕に向けて順調な姿を見せたチームに、サポーターの期待も高まっていました。
『新加入や若い選手が、サイドを使って攻撃ができて4点入ったので、攻撃が活性化されていると思った。』
『去年は出場できなかった選手が、出られるようになっているのが良かった。』
『攻めの形が去年とは違ったので、面白くなりそう。J2昇格を目指して頑張って欲しい。』
試合後にピッチで円陣を組み、練習で取り組んだことが形になったことに、大嶽直人監督は…
「ゴールから逆算して、一番シンプルに得点を奪える形を取りたかった中で選手が体現し、自信になったと思う。もちろん、出来なかった部分と改善する部分はしっかりと求めていきたい。」と表情柔らかく、納得の表情で話しました。
また、広瀬健太キャプテンは…
「チームとしては無失点で終われたことも大きい。自分たちのやりたいサッカーをして、開幕戦からスタートダッシュできるようにしたい。」と笑顔で語りました。
鹿児島ユナイテッドFCは、3月13日にホーム白波スタジアムで、新規参入のいわきFCとの開幕戦を迎えます。