樟南・新島が無差別級優勝!団体は準優勝! 高校相撲・九州大会


12月12日、鹿児島市で全九州高校相撲新人大会があり、県勢が躍動しました。

かごしま健康の森公園相撲場で開催された九州大会には、27校およそ90人が参加。
12月の寒さに負けない、熱い戦いが繰り広げられました。

個人・無差別級に出場した、樟南高校2年の新島伊武起は、県新人戦を制した勢いそのままに、得意の突き押しで危なげなく勝ち進み、決勝に駒を進めます。そして迎えた、熊本の選手との決勝戦、新島は瞬発力を活かした立ち合いから一気に押し倒し。落ち着いた取り組みで初優勝を果たしました。

(個人・無差別級 圧巻の内容で初優勝を果たした。樟南2年・新島伊武起主将)

取り組み後、新島選手は「嬉しいよりもほっとした気持ちが強い。九州は通過点で日本一を目指しているので、稽古を精進し日本一を獲れるように頑張ると」早くも次を見据えていました。
また、個人・100kg級では、鹿児島実業2年の中野が準優勝を果たしています。

一方、3人一組で争う団体戦では、樟南が準決勝に進出。希望が丘(福岡)との準決勝は、1勝1敗で大将戦となり、樟南は大将・栄が土俵に。取り組み直前に、先生からなにも考えず楽しんでこいと声をかけられ「思い切っていけた」という栄は、苦しい体勢になりますが、堪えて寄り倒し。樟南が団体・決勝進出を決めます。

(団体・準決勝 苦しい体勢も寄り倒しで勝利した 大将・栄選手)

決勝戦の相手は、この大会3連覇中の強豪、熊本県の文徳高校。
樟南は、先鋒・1年生の盛が敗れるも、中堅・新島が押し出しで勝ち、勝負は再び、大将・栄にゆだねられます。
栄の立ち合いはよかったものの、突き落としで惜しくも敗れ、樟南は悔しい準優勝に終わりました。

樟南・団体戦大将の栄選手は「足腰が弱かったり相手についていけないことが多かったので、一から基礎を見直して、しっかりしこやすり足をして体を作り直し、全国大会では優勝を狙えるように頑張ると」この冬の飛躍を誓いました。


樟南高校相撲部は、2022年3月に高知県で開催される全国選抜大会に出場します。
一冬越えての成長が楽しみです。

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