参入一年目でのリーグ優勝! MORI ALL WAVE KANOYA

10月8日から10日の3日間、日本女子ソフトボールリーグ3部のリーグ最終節が行われ、鹿屋市を拠点に活動する「MORI ALL WAVE KANOYA」が見事、参入一年目でのリーグ優勝を果たしました。

開幕から無傷の7連勝で首位を走る「MORI ALL WAVE KANOYA」は、参入一年目での優勝へ、
滋賀でリーグ最終節に挑みました。

(決戦前夜「とんかつ」で気合を入れる選手たち)

8日のルネス紅葉との試合を12対1と快勝した森AWは、9日、リーグ優勝をかけ2位の花王コスメと対戦。
試合は2点を追いかける6回表。2アウト3・2塁のチャンスの場面で、代打・松林がレフトへのタイムリー。チームのムードメーカーの一振りで1点を返すも、反撃はここまで。最後まであと1本が出なかった森AWは、2対1で敗れリーグ9戦目で初黒星。優勝は最終戦へ持ち越しとなりました。

(9日、代打でのタイムリーヒットを放った松林)

試合後のミーティングで池田監督は「初めての負け試合。そういうのを乗り越えて強くならないといけない。この負けをあしたに繋げて勝ちにいく。切り替えていきましょう。」と選手たちに声をかけました。

そして迎えた、10日、平林金属(3位)とのリーグ最終戦。勝てば優勝が決まる大一番です。
森AWの先発は前日に続きエース中野。「今日こそは勝つ」とマウンドに上がった中野は、初回から二つの三振を奪う絶好の立ち上がりを見せます。援護したい打線は4回表。キャッチャー・谷川がライトへのソロホームラン。女房役の一振りで森AWが先制します。さらに6回表には、木村のヒットに2塁ランナーの藤田が激走。きわどいクロスプレーもセーフの判定で、リードを2点に広げます。投げては、気迫のこもった投球を続けた中野。
最後のバッターをこの日13個目の三振で抑え、森AWが2対0で勝利。参入一年目でのリーグ優勝を果たしました。

(優勝が決まり抱き合う中野投手と谷川選手)

中野投手は試合後、「結果が出ないときもあったが、みんなで乗り越えて優勝という形で終われてよかった。会社の方々に支えてもらっていて、応援してくださっていたので、優勝で恩返しをしたかった。笑顔で報告します。」と試合中の引き締まった表情から一変、最後は笑顔を見せました。
また、西山絵里香主将は、「全勝優勝と言っていたが前日に負け、それぞれがプレッシャーを抱えていたと思う。ぐっとプレッシャーから解放され嬉しくて泣いたのかな。ほっとしています」と話してくれました。

(笑顔の西山絵里香主将)

これで日本女子ソフトボールリーグ3部の全日程が終了。最終結果は以下のようになりました。

優勝 MORI ALL WAVE KANOYA  9勝1敗
2位 花王コスメ小田原フェニックス        8勝2敗
3位 厚木SC                  5勝5敗
4位 平林金属Peachblossoms           5勝5敗
5位 ペヤング                  2勝8敗
6位 ルネス紅葉スポーツ柔整専門学校       1勝9敗
※3・4位の順位は直接対決の結果による得失点

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