決勝は れいめい 対 樟南 ~高校野球・春の県大会~

勝てば九州大会出場が決まる「春の高校野球鹿児島県大会」は4月4日、準決勝が行われ、第7シードの樟南と、初の決勝進出を目指す国分中央が対戦しました。

試合が動いたのは2回表。樟南は2アウト3・2塁で8番バッター、キャプテンでエースの松本がレフトオーバーのタイムリーを放ち先制すると、試合の主導権を握り、6回まで終わって7対2とリードを広げます。

追いかける国分中央は7回ウラ。1点を返し、なおも2アウト3・1塁のチャンス。守る樟南は、池田をマウンドへ。この場面で、3打数3安打と当たっている田之畑が左中間へ運び2点差に追いつきます。
さらに8回ウラ。2アウトから満塁とした国分中央は、代打・久冨が3ベースヒットを放ち、鮮やかに逆転。

これで試合が決まるかに思われましたが、最終回。
シード樟南がこの日初めて座って円陣を組んで攻撃へ。すると、最後はシード校の意地を見せ3得点。結局10対8で樟南が勝利し、九州大会出場を決めました。

一方、決勝まであと一歩だった国分中央ナインは、この試合で手応えと課題をつかみました。
岩切壮一郎キャプテンは「みんなで束になって戦う部分は出せたが、まだまだだった。夏までに接戦を勝てるチームになりたい」と話していました。

なお、準決勝のもう一試合は、神村学園が部内での暴力行為で出場を辞退したため、れいめいが不戦勝で九州大会出場を決めました。

れいめいと樟南の決勝戦は、4月5日の午前9時半から鴨池市民球場で行われます。

【高校野球 春の県大会(九州予選)準決勝】

樟南  10 − 8 国分中央

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