スタジアムに響いた「ため息」 ユナイテッドFC
サッカーJ3の鹿児島ユナイテッドFCは10月31日にホームでFC今治と対戦し、チャンスを多く作りながらも決め切れず、スタジアムにはサポーターの「ため息」が響き渡りました。
ここ2試合は白星と得点が無く、6位につける鹿児島ユナイテッドFCは、ここまで8位のFC今治とホームで対戦。J2昇格圏との勝点差5を詰めるためには、白星で流れを変えたい一戦です。
試合はいきなり動きます。攻守の入れ替わりが激しかった前半立ち上がりにカウンター攻撃で左サイドからチャンスを作られると、クリアボールを今治の選手にダイレクトボレーで決められ、先制点を許してしまいます。いきなり追いかける形となったユナイテッドFCは、細かいパスをつなぎ、ゴール前でチャンスを作ります。前半だけでコーナーキック6本・シュート5本と相手を大きく上回りましたが、ゴールネットを揺らすことができなかったユナイテッドFC。
後半開始からFW萱沼・MF枝本を投入するなど、積極的に攻撃陣の活性化を図った金監督。それでもブロックを作った今治の守備を崩しきれず、後半は大きなチャンスが無いまま試合終了のホイッスル…白波スタジアムにはサポーターのため息が響きました。
0対1で敗れ、勝点を積み上げることが出来なかったユナイテッドFC。順位は6位のままですがJ2昇格圏との勝点差が「8」にまで開いてしまいました。
試合後、金鍾成監督は「相手を崩しきれなかったところに敗因がある。ここ2試合に比べるとチャンスも作れず、力不足として受け入れるしかない。最後の部分の質で相手を上回れないのであれば、決定機の回数を増やしていくしかない。」と白星への鍵を語りました。
鹿児島ユナイテッドFCの次の試合は11月3日。
中2日のアウェー戦で、9位のカターレ富山と対戦します。
【2020J3順位表】 第24節終了時(10月31日現在)
2020シーズン 残り10試合
>>>>>>>>>>>>>>>>勝点 得失点
1位 ブラウブリッツ秋田 58 +33
2位 ロアッソ熊本 45 +13
========J2昇格ライン=========
3位 SC相模原 43 +4
4位 AC長野パルセイロ 42 +16
5位 FC岐阜 41 +9
6位 鹿児島ユナイテッドFC 37 +5
7位 ガイナーレ鳥取 37 +3
8位 FC今治 36 +4
9位 カターレ富山 34 +7