女子プロ野球 里 綾実 選手が「凱旋」登板!
奄美大島では初となる女子プロ野球リーグの公式戦が4月28日に奄美市で開かれ、地元出身の 里 綾実 選手の「凱旋」登板に、会場は沸きました。
4チームでリーグ戦が行われている日本女子プロ野球。28日は奄美市の市民球場で愛知ディオーネ対京都フローラの試合が行われました。
愛知の先発は、奄美市出身の里綾実選手。
日本代表投手として過去2回、女子野球ワールドカップでMVPを獲得したエースです。この日は、地元出身の里選手を一目見ようと、多くの観客がつめかけました。
里選手は、初回に3点を失う苦しい立ち上がりとなりましたが、その後は粘りのピッチング。すると、チームが執念を見せます。
4対3と追い上げ1点差とした6回ウラ。里選手と同じ神村学園出身の 西山小春 選手 が代打でタイムリーヒットを放ち同点に。
その後、延長戦に入っても最終回の9回まで、里選手一人で投げ抜くと、チームにサヨナラヒットが生まれ、逆転勝利を飾りました。
里 綾実 選手は、試合後「奄美は女の子が野球できる環境ではなかったので、子どもたちに女子プロ野球の試合を見せるということが、私のプロとしての一つの夢でした。たくさんの子どもたちの前でプレーできてたので、本当に良かったです」と話しました。
なお、奄美での登板で里 選手は今シーズン3勝目をあげ、現在リーグトップに立っています。