上位チーム・藤枝を撃破! 鹿児島ユナイテッドFC
サッカーJ3で9位の鹿児島ユナイテッドFCは、10月3日にホーム・鴨池で5位の藤枝MYFCと対戦。シーズン順位の鍵を握る「上位チーム」との対戦で、白星をおさめました。
シーズン後半戦に入り、J2再昇格のためには絶対に落とせない「上位チーム」との対戦。今シーズン最多となる2846人のサポーターが見守る中で、試合が行われました。互いに相手の守備を崩せない時間が続くなか、試合を動かしたのはユナイテッドFCでした。
前半37分には守備から組み立てた攻撃で、右サイドバックに定着してきたフォゲッチにボールが渡ると、馬場が作ったバイタルエリアのスペースにパスが出ます。酒本がロングスプリントでボールに追いつき、滑り込みながら右サイドの牛之浜にパス。チーム全体が連動して生まれた牛之浜のゴールでユナイテッドFCが先制し、試合を折り返します。
1点リードのまま、試合の流れをつかみたかったユナイテッドFCですが、後半立ち上がりに失点し、同点に追いつかれてしまいます。
流れを変えたい金監督はJ通算100試合出場を達成した萱沼をピッチに送ります。
すると後半24分、その萱沼がドリブルで仕掛けたところを倒され、フリーキックを獲得。キッカー・キャプテン酒本の絶妙なキックを萱沼がワンタッチで決め、これが決勝点に。
ユナイテッドFCが一度は追いつかれながらも2対1で勝ち切り、上位チームから4試合ぶりの白星を奪い、9位から7位に浮上しました。
試合後、金鍾成監督は「ホームゲームで、9位という順位で、2連敗するのはあり得ないという選手の気持ちが出たゲームだった。追いつかれた後に、また勝ち越すという試合運びは良かったと思う。」と手応えを感じていました。
また、酒本憲幸キャプテンは「選手一人一人が、しっかり戦う姿勢―球際の強さやセカンドボールへの寄り、攻守の切り替えが出来て、しっかりと守れている部分が良かった。きょうの試合が、今シーズン一番大事だったし、次の試合も今シーズン一番大事な試合だと思って、すぐ次の試合に向けて準備していきたい。」と思いを新たにしていました。
ユナイテッドFCの次の試合は、中3日で10月7日(水)。
やはり上位・5位のガイナーレ鳥取とアウェーで対戦します。
【2020J3順位表】 第19節終了時(10月5日現在)
>>>>>>>>>>>>>>>>勝点 得失点
1位 ブラウブリッツ秋田 46 +26
2位 ロアッソ熊本 38 +13
========J2昇格ライン=========
3位 AC長野パルセイロ 35 +15
4位 FC岐阜 34 +11
5位 ガイナーレ鳥取 33 +6
6位 SC相模原 32 -1
7位 鹿児島ユナイテッドFC 30 +4
8位 藤枝MYFC 30 +3
9位 FC今治 29 +5
※以下省略 青チームは1試合消化数が少ないチーム