県陸上競技選手権開幕 白石選手もシーズン初戦に挑む
7月3日に開幕した県陸上競技選手権大会は県内ナンバーワンを決める大会で、普段なら国体の県代表を決めるため中学生から高校・大学・一般まで幅広く参加します。大会初日は厳しいコンディションの中で行われましたが、「かごしま国体」に向けて冬季練習を積んできた選手たちが大会記録を塗り替えるなど、好記録も出ました。
大会は新型コロナ対策が取られる中で行われました。
入場が許可されたのは関係者のみで、会場では密になることを防ぐ放送が繰り返し流されました。
関係者の努力があったからこそ、陸上競技の中では日本で一番早く「再開」された大会です。
男子200mには来年の東京オリンピック出場を目指す白石黄良々選手がシーズン初戦として出場。
自身の持つ大会記録更新を目指し、他の決勝進出者を突き放すと21秒45で優勝。記録更新はなりませんでしたが、約1年後の東京五輪に向けて地元・鹿児島から新しい一歩を踏み出しました。
白石選手はレース後「冬に強化してきたスタートの部分は上手く行ったので良かった。こういう試合で走れること自体が当たり前の事じゃないんだなというのを感じた。「また」になりますが東京五輪へのリスタートだと思うので1つ1つ頑張っていきたいと思う。」と語りました。
県陸上競技選手権は、7月5日(日)まで行われます。