体を動かし!自分の食事について勉強だ☆
新型コロナウイルス感染拡大を受け色々な「支援」の輪が広がるなか、自分たちの得意分野を活かして「動画」を作り始めたのが、鹿児島のスポーツを「食」の面から支える活動を行っている「KAGO食スポーツ」のみなさんです。
今回の学校休校措置を受けて親御さんにアンケートを取ったところ「外に出るのも制限され、部活動もお休みで運動量が落ちている。部活をしているので新シーズンが気になる。」「自分たちが居ないときのお昼の準備をどうしよう…。」というような声が多かったそうです。
そこで、時間があるこの時期を活用し、普段はできない「学び」や「体験」をして欲しいと「インターネット動画」を作成することにしたのです。
3月上旬、鹿児島市の会議室で楽しそうに撮影に臨んでいたのは「KAGO食スポーツ」の長島未央子代表と田畑綾美さん、プロ野球のトレーニングでも取り入れらている「リズムジャンプ」の講師・小川佳奈さんです。
コラボして作っているのは、自宅でも簡単に取り組めるトレーニング。リズムのある曲に合わせて上下にジャンプしながら、手や足をクロスさせたり、上げたり下ろしたりします。さらには、手と足で動かすリズムが違うことも。30秒も動けば、体が温かくなってきます。
動画の中で指導役を務める「リズムジャンプ」の講師・小川佳奈さんは、動きを解説しながら「学校での体力測定の反復横跳びとかも早くなりますよ、きっと!畳のへりとかを使ってできますからね!」と笑顔で伝えていました。
この動画作成、内容の選び方も手探りなら、実演も自分たちで行っています。
企画した長島代表は「いまの時期にあった内容を選び、親御さんの不安に応えられればと思った。この動画をきっかけに、運動や自分の「食」に関心を持ってもらえれば…」と思いを語ります。
そして動画は、もう1種類!
自分の体を作る「食」ついて勉強する動画です。この日は田畑綾美「先生」が、普段食べているごはんの量について考えました。
撮影は実際の授業形式で行い、その後編集して動画を作り上げていきます。撮影中には「最近の子どもたちの運動量に合わせて、ごはんの量は通常の場合とは区別して調節しないといけないね。」と声を掛け合うなど、まさに“いま”の状況を反映させた内容になっています。
この「食」について勉強する動画は、他にも実際に食べているものの「栄養」について考える内容などもあり、最終的には自分でお昼の準備ができるようになれることを目指しています。
動画は休校期間中はもちろんのこと、春休みに入ってからも「最新版」が更新されています。
「KAGO食スポーツ」HP(最新動画・情報) ⇒ http://kg-sport.com/
同・子ども向け「食育・リズムジャンプ動画」 ⇒ http://kg-sport.com/category/report/