黒星スタートの後半戦 鹿児島ユナイテッドFC
サッカーJ2は、7月13日にシーズンの後半戦がスタート。
鹿児島ユナイテッドFCは、アウェーで大宮アルディージャと対戦しました。
シーズン前半戦、6勝2分13敗で19位につけた鹿児島ユナイテッドFCは、J1経験も豊富で5位の大宮アルディージャと対戦。シーズン前半戦では0対2で敗れた相手です。
立ち上がり、ボールをつなぎサイド攻撃を仕掛けるなど、自分たちの時間も作ったユナイテッドFC。守備では、相手の大型FW・ファンマを堤らがしっかり押えていましたが、前半12分に空中戦の流れから倒してしまうと、このプレーが反則とされ、PKで大宮に先制点を許してしまいます。
このあと、悪い流れを変えられないでいると、ボールを奪われ速攻を許す展開が続き、前半だけで3点を奪われてしまいます。
後半に入って、1点を返そうと前がかりになったユナイテッドFCは、途中出場の米澤らが積極的にゴールを狙います。しかし、相手は試合巧者でした。攻撃的になったユナイテッドFCの「隙」ができるところを確実に突き、大宮が後半にも3得点。終わってみれば0対6。ユナイテッドFCは今シーズン最多失点で、後半戦、黒星スタートとなってしまいました。
試合後、鹿児島からも駆けつけたサポーターたちは、悔しさを滲ませる選手たちに「自信持っていけ!この悔しさを忘れるなよ!!」と、何度も何度も声を掛けていました。
試合後、金鍾成監督は「全42試合の1試合でもサポータに見せてはいけない試合を見せてしまった。この責任は、スタッフ・選手みんなで考えて次の結果で返す。流れが悪いときにこそ、プレーで返す、どう引っ張って行くかが大事だと思う試合になった。」と話しました。
また今年4月末以来のメンバー入り・出場となった米澤令衣選手は、
「久しぶりにピッチに立てたことは良かったが、流れを変えるために出場したのに最後の部分で結果を残せなかったことは、反省して次に臨みたい。」と次を見据えていました。
この結果、20位に順位を落としたユナイテッドFC。
前節までで下位のチームが勝点を積み上げ、J3自動降格圏・21位の栃木とも勝点・得失点差で並びました。
次の試合は、今度の土曜日・20日。現在最下位の岐阜とホーム・鴨池で対戦。シーズンの流れを左右する1戦となりそうです。