圧巻の走り! 県高校新人駅伝
県高校新人駅伝が2月2日に行われ、1・2年生が今後の活躍を期待させる走りを見せました。
南さつま市で開かれた鹿児島県高校新人駅伝。
6区間・32.3kmで争われた男子には31チームが出場。各校の新しいエース級が集う1区で先頭に立ったのは、2年ぶりの優勝を狙う樟南。2位以下を30秒近く突き放します。区間賞の樟南2年・山内健登選手は「自分が後続を引き離して、あとの選手に楽をしてもらいたかった。優勝できるように頑張った。」と自身の好走を振り返りました。その先頭の樟南を中盤で追い上げたのは、去年秋の県大会で21連覇を逃し、復活を誓う鹿児島実業。第3中継所で、差を20秒台まで縮めますが、追い上げもここまで。6区間中、4区間で区間賞を奪い、1度も先頭を譲らなかった樟南が1時間37分36秒で2年ぶりの優勝。2位は出水中央、3位は鹿児島実業でした。
レース後、アンカーを務めた樟南2年の谷口一希選手は「去年の新人駅伝は4位だったので、今年こそは絶対優勝したいと、チーム全体でまとまれました。皆の思いの込もったタスキをゴールに運びたいという気持ちで頑張った。」と思いを語りました。
一方、4区間13.8Kmで争われた女子は、23チームが出場。1区では、1年生同士の激しい区間賞争いを、全国大会優勝メンバーの神村学園・中須が制します。神村は2区以降も先頭を譲らず、2つの区間新記録と1つの区間タイ記録を含む4区間全てで区間賞をとり、大会新記録でフィニッシュ。
1年生だけで、これまでの記録を1分以上縮め、2年ぶりの優勝を果たしました。
アンカーを務めた神村学園1年の木之下沙椰選手は「全国駅伝で優勝しているので、県大会で負けてはいけないというプレッシャーもあった。新しいチームで、全国で連覇できるように頑張っていきたいです。」と、新たなスタートを切れたことを喜んでいました。