選手間の連携深まる ユナイテッドFCキャンプ通信(5)
およそ3週間後のサッカー・J2開幕に向けて、春季キャンプを行っている鹿児島ユナイテッドFC。
キャンプ後半戦、5日目も午前と午後の2部練習を行いました。
冷たい風が吹く鹿児島市中山の県立サッカーラグビー場で行われた午前中の練習は「体作り」。試合の中での選手同士の当たりや、スピードを意識したトレーニングが続きます。厳しさのなかでも、時折、笑顔で互いを励まし合う姿に、チームワークの高まりも感じました。
練習の仕上げは「ダッシュ」。1年間戦い抜く体を作るため、使う筋肉を意識しながら追い込む姿は、キャンプを通して変わりません。
午後はボールを使ったトレーニングの後、紅白戦が行われました。
試合の中では、短いパスをつなぎ攻撃を組み立てるなど、新チームのスタートから3週間、新加入選手と既存の選手との連携が深まってきています。セレッソ大阪から新加入の米澤令衣選手はプレーの中で、チームメイトの特徴を知り、連携を深めようとしていました。
練習後、米澤令衣選手に聞くと「練習が始まった頃に比べると、徐々に周りの人とコミュニケーションが取れるようになっている。いまは、フィニッシュの部分でのクオリティーが低いのでそこを高めていきたい。自分の持ち味はスピードなので、それを活かしたプレーをチームメイトにも知ってもらって、長所を出していきたい。」と、連携の深まりを期待していました。
またこの日は、練習前に、今シーズンから新たにチームスポンサーとなったGMOペパボからの激励式も行われました。
その中で、GMOペパボの佐藤健太郎社長は、「J2で新しいチャレンジをすることを、自分たちの姿に重ねながら一緒に応援させて頂きたい。」と激励しました。
J2昇格に伴い、支援体制も少しづつ増えてきているユナイテッドFC。
春季キャンプは2月3日まで。最終日はJ3のブラウブリッツ秋田とトレーニングマッチを行います。