J2昇格決定! ユナイテッドFCホーム最終戦
「悲願」のJ2昇格です。
鹿児島ユナイテッドFCが11月25日に、ホーム鴨池で4位のアスルクラロ沼津に1対0で勝利し、今シーズンの2位以内を確定。J2昇格を決めました。
引き分け以上でユナイテッドFCのJ2昇格が決まる大一番。
会場3時間前には、ファン・サポーターが大勢集まり、選手バスの到着を応援歌で迎えました。また、歴史的瞬間を見ようと当日券販売ブースにも、これまでにない長蛇の列が出来るほどでした。
クラブ史上最多の1万916人が駆けつけたスタジアムが1つになります。
前半の立ち上がりはユナイテッドFCペース。J3参入前からを知るキャプテンの赤尾がシュートを放つなど、流れを作ります。登録18人中11人が鹿児島県関係となったこの日の試合、出場から遠ざかっていた田上や松下ら、県関係選手も多くベンチに入りました。三浦泰年監督の「彼らが、歴史的瞬間にピッチのそばに居ることが、鹿児島のサッカーにとって、どれだけ素敵なことかを考えて入れた。」と話した布陣です。一進一退の攻防で、前半は0対0。
このまま試合を終えてもJ2昇格が決まりますが後半29分。途中出場の野嶽惇也のボールに、中原秀人が合わせ先制。そのまま最後まで攻め続けたユナイテッドFCが1対0で、J2昇格を勝ち取りました。クラブ発足から5年目、J3参入3年目での、悲願のJ2昇格です。
試合後、サポーターからは、「最高しか言葉が浮かばない!」「JFLから応援してきたので、本当に嬉しくて皆でハイタッチしました。」など、興奮の声と笑顔が溢れました。
試合後の会見で三浦泰年監督は、
「1万人以上が駆けつけたなかで、リーチが掛かった試合を一発で決められて、最高の時間を共有できたと思う。」と熱く思いを語りました。
また、赤尾公キャプテンは、
「これまでの鹿児島のサッカーを支えて来てくれた先輩方が居たからこそだと思う。サポーターの皆様にもっと上の舞台を見せられる様に頑張りたい。」と、すでに次のステージに向けて思いを強くしていました。