惜しくも決勝逃す かごしま国体・水球女子(会期前競技4日目 飛込も)


「燃ゆる感動 かごしま国体」会期前競技4日目の9月19日は、水球などに鹿児島県勢が登場。
水球女子は大熱戦となりました。

水球女子の県代表は準決勝で、去年準優勝の京都と対戦。先に流れを掴んだのは鹿児島でした。日本代表でも活躍するキャプテン・有馬優美選手(鹿児島情報高卒・25歳)の技ありバックシュートで先制すると、同じく日本代表GK・川田代悠花選手(谷山中卒・22歳)が好セーブを連発。前半が終わって9対7とリードを奪います。

(何度も好セーブでチームを救った 川田代悠花選手)

しかし第3ピリオド、攻守の要・東京五輪日本代表の山本(県スポーツ協会・25歳)が永久退水=退場となり、京都に追い上げを許します。最終第4ピリオドでは逆転を許し、一時2点差をつけられますが、有馬の連続ゴールで何とか追いついた鹿児島。
16対16の同点のまま第4ピリオドが終わり、5人ずつのペナルティーシュートアウトで勝敗を決めることに。

(翌日の3位決定戦へ 鹿児島県代表キャプテン 有馬優美選手)

後攻の鹿児島、1人目・川田代が止められるも、相手の5人目を止め4対3。
鹿児島は最後の5人目が決めれば追いつく場面でしたが、相手GKの好セーブにあい試合終了。19対20で惜しくも敗れ、初の決勝進出とはなりませんでした。
試合後、キャプテンの有馬優美選手は「鹿児島で国体があるとなってから、優勝目指して頑張ってきた。優勝には届かなかったがまだ終わりじゃない。自分の水球人生の集大成として最後3位を勝ち取りたい。」と涙を流し話しました。県代表は20日に新潟との3位決定戦に臨みます。


また、同じ会場で行われている飛込には、来年のパリ五輪代表に内定している荒井祭里選手のほか、板橋美波選手(2023世界水泳福岡・銅メダル)、金戸凜選手(2022世界水泳ブダペスト銀メダル)など、世界で活躍する選手が多数出場。19日には3種目が行われ、少年男子高飛込には池島鳴海選手(鹿児島情報高2年)が臨みました。

(飛板飛込・高飛込ともに 入賞まであと一歩の9位に 池島鳴海選手)

5回の合計得点で競う飛込。3回目には、後ろ踏み切りから前方に2回半回転する技で、この日の自身最高得点。一時は、入賞圏内の7位まで順位を上げましたが、その後「いろいろ考えてしまった」と池島。思うように得点を伸ばせず9位。8位入賞まで、わずか0.95点差でした。

演技後、池島選手は「あと1点取りこぼさなければ、8位入賞だったかもしれないので悔しい。それでも、会場の応援のおかげでいい演技ができた。人生で1番楽しめた試合だった」と話しました。

【19日(火)の県勢の結果】
水球
女子 
準決勝敗退→3・4位決定戦へ

飛込
少年男子高飛込決勝 池島鳴海(鹿児島情報高2年) 9位

関連記事一覧