この「悔しさ」を力に ユナイテッドFCホームで敗戦
鹿児島ユナイテッドFCは、10月28日にホームで下位のカターレ富山と対戦。
逆転負けで黒星を喫しました。
2018シーズンも終盤戦。日中のキックオフが多くなったJ3リーグ。
三浦泰年監督は、ホーム3連戦の2戦目を、白星をつかんだ前節と同じメンバーで臨みました。
5000人を越えるサポーターが「J2昇格」を願うなか試合がスタート。
序盤は、富山に押し込まれる時間帯が続きます。それでも粘り強く、体を張った守備を見せたユナイテッドFC。徐々に流れをつかむと前半39分に左サイドの藤澤の狙い済ましたクロスボールに、中央で薗田が相手ディフェンスに競り勝ち、待望の先制点を奪います。
1点リードで迎えた後半。優位なはずのユナイテッドFCでしたが、何かがいつもと違いました。
後半10分、相手にミドルシュートを決められ同点に追いつかれると、相手を厳しく止めても、流れを変えることができず、後半41分に逆転を許します。
後半アディショナルタイムまで諦めない攻撃を見せたユナイテッドFCでしたが、1対2の逆転負け。
また中心メンバーの永畑・吉井が警告の累積で次の試合に出られなくなるなど、「悔しさ」の残る試合になりました。
試合後、三浦泰年監督は「この状況はピンチであるが、その中で戦ってこそ選手層であったり、クラブとしての経験を積み上げるチャンスに変えられると思っている。」と、残り4試合の意義を力強く語りました。
また、J2昇格の厳しさを感じた選手たちも感情を露にしました。
藤澤典隆選手は、「勝点3や1を積み上げなければいけない試合で負けたことが悔しい。」と語り、
中原秀人選手は、「まだまだ選手、スタッフ、だれひとり諦めていないので、ホームでの残り2試合、サポーターの皆さんにもたくさん来てもらって、必ず勝てる試合をしたいです。」とこれからを見据えました。
黒星を喫したものの、ユナイテッドFCはJ2昇格圏内の2位をキープ。
次の試合は1節空いて、11月10日にホームでのFC東京U-23戦です。