高校卒業後「直」でドイツリーグに挑戦 福田師王選手(神村学園)
異例の海外挑戦です。
この冬の全国高校サッカー選手権に県代表として出場する神村学園3年の福田師王選手が、12月20日にドイツ1部リーグチームへの入団会見に臨みました。
鹿屋市出身で神村学園3年の福田師王選手は来春から、ワールドカップ日本代表のDF・板倉滉選手も所属するドイツ1部リーグのボルシア・メンヒェングラートバッハに入団します。
体躯の強さとテクニックを武器に、神村学園では高校1年の頃からFWのレギュラーとして活躍し、年代別の日本代表にも選ばれている福田選手。
卒業後のフィールドを、Jリーグでなく、「海外」を選んだことについては。
「ドイツは凄い選手がたくさんいるところ。ドイツやスペインには憧れていて、早く行ってプレーしたい。高校卒業後に直接海外に行って成功している選手はいないが、自分がその一人目として成功例を作っていきたい。もっと応援される、感動を与えられる選手になりたいです。」
ストイックに、自らの成長を望む福田選手。その強さとメンタルは神村学園の中・高で培いました。
指導している、有村圭一郎監督は「高校入学時から体が大きくなって、食トレや筋トレで体重を16キロも増やした。「それ以上打つとケガをするよ」と止めてもシュートを続けるなど、シュートが入るのも努力の賜物だと思います。」と教え子の成長に目を細めます。
憧れの海外でのプレーに向けて、福田師王選手は、目の前の目標である12月28日開幕の全国高校サッカー選手権に集中します。
「高校生活ラストなので、高校サッカー選手権を楽しみたい気持ちもありますが、得点王という結果を残して、チームを勝たせることが一番したいことです。勝つことだけを意識したいと思います。」と力強く話しました。