稲森佑貴選手がプロ初優勝!

(その目は、賞金王・海外でのプレーも見据えている。)

鹿児島城西高校出身で24歳の稲森佑貴選手が、日本オープンゴルフ選手権でプロ初優勝を果たしました。プロ8年目、「基礎」を大切にして、努力でつかんだ初優勝です。

10月14日までの4日間、神奈川で行われたゴルファー日本一を決める日本オープンゴルフ選手権。
最終日は、持ち味の正確なTショットでフェアウェーキープ率100%。さらに9番ホールでは、それまで苦しんできたパターでロングパットを決め流れをつかむなど、初優勝が掛かった最終日・最終組、単独首位でスタートというプレッシャーの中でも、自分のゴルフを貫いた稲森選手。
その原点は、ふるさと鹿児島にありました。

(小学3年生の頃の稲森選手)

小学1年生でゴルフを始め、3・4年生のときには高学年の選手を退け県ジュニアゴルフ選手権で優勝するなど頭角を現わします。
中学時代に出場したプロも参加する大会で、「差」を感じていました。
その時のインタビューで稲森選手は「方向性と打ち方と、自分に足りないところが見えたと思います。」と、いまのゴルフスタイルの基礎となる部分に気付いていたのです。
それを形にするために、ジュニア時代には最低でも1日400球を打つなど、他の選手ではない厳しさを自らに課しました。

その後、高校1年でプロ宣言をして、今年が8年目。
ゴルファー日本一を決める大会で、プロ初優勝を飾るという快挙を成し遂げたのです。

優勝インタビューで稲森佑貴選手は、
「自分の中で一番大きな大会だと思う大会で勝てて嬉しかった。ここで終わらずに、これから後半戦もあるのでつなげて行きたい。」と、優勝が決まった直後とは思えない、落ち着いた表情で話しました。

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