今年は「硬派」?!鹿実が全国へ 純心は37年ぶりV 九州高校総体新体操
6月11日に九州高校総体が開幕。九州各県で7月まで熱戦が繰り広げられます。
全国大会・インターハイへの出場権が掛かる種目もある九州大会。その一つが、男子新体操です。
九州高校総体・新体操競技。男子団体は6チーム中、上位4チームにインターハイ出場権が与えられます。
鹿児島県代表の鹿児島実業は、先月のユース全国大会で、コミカルを「封印」し初優勝。強豪ひしめく九州大会を勝ち抜く為にどんな演技を選択するのかにも注目が集まりました。
大会当日。落ち着いた表情で試合前練習に臨んだ鹿実。
インターハイ出場をかけた本番が始まると、やはり、コミカルを「封印」した硬派な演技。大きな動きを交えた徒手はもちろん、ダイナミックなタンブリングを見せます。静止すべき技での乱れなどはありましたが、去年の4位を上回る2位でインターハイ出場を決めました。
それでも…演技後、太皷真啓キャプテンは「嬉しいよりは、悔しい気持ちが大きいが、楽しむことは出来た。インターハイでは観客に感動を与えられるような演技をしたい。」と、すぐに全国の舞台を見据えていました。
一方、鹿児島県大会優勝で全国への切符をつかんでいた鹿児島純心女子は、難易度の高い投げを入れた構成でも、種具交換で一度もミスをすることなく、磨いてきた表現力も見せます。すると、3月の選抜大会を制した福岡の代表校に0.1点の差をつけ、37年ぶりの九州大会優勝を果たしました。
鹿実・純心の両校は、8月13日から香川県で行われるインターハイに出場します。