鹿児島純心女子が14年ぶりの優勝 県高校総体・テニス団体

(支えてくれた仲間の前で…歓喜の涙を流した鹿児島純心女子)

全国大会=インターハイ出場を目指して熱戦が続く県高校総体。
テニス競技は、5月24日に団体戦の決勝が行われ、女子は、伝統校とチャレンジャーが手に汗握る戦いを繰り広げました。

30チームが出場した女子団体戦は、ダブルス1試合とシングルス2試合の計3試合が行われ、先に2試合取ったチームが勝ちとなります。

決勝のコートに立ったのは、14連覇を狙う鳳凰と、「チャレンジャー」の気持ちで挑む鹿児島純心女子。

どの試合も接戦となる中、ダブルスでは、純心の2年生ペア(浅谷・山口)がチャンスでしっかりと決め流れをつかみ第1セットを6-3で奪うと、第2セットは1ゲームも落とすことなく圧巻のストレート勝ち。

あとがなくなった鳳凰。逆に純心は、残り2試合のうち1試合を取れば優勝が決まるという展開のなか、第2シングルスでは、鳳凰の空久保が押し切り6-2、6-3で勝利。トータルの成績を1対1とし、全国大会の出場権は、両チームのエースに託されます。

暑さで、集中力も体力も奪われるなか、1セット先取した純心3年の富浜が、最後の年にかける思いでブレイクを重ね、リードを広げます。第2セット第8ゲームでは、マッチポイントを狙う純心・富浜に対し、鳳凰2年の元山が粘りをみせ、取り返しますが反撃もここまで。

結局、鹿児島純心女子が2対1で勝利し、14年ぶりの優勝を果たしました。

試合後、純心3年生の富浜祥子選手は、「なかなか勝てない時期があったが、多くの方の支えがあって、この舞台に立てたと思っています。このメンバーでインターハイにいけるのはとても大きなことなので、ここで終わりではなくインターハイで勝っていけるように、また夏に向けて頑張りたいと思います」と涙ながらに、支えてくれたメンバーや保護者らに挨拶しました。

一方、男子団体は、鳳凰高校が決勝で鹿児島実業と対戦。
2対1で勝利し17連覇を果しました。

【女子団体 結果】

【男子団体 結果】

優勝した両校は、8月に三重県で行われる全国大会に出場します。

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