高校ラグビー県予選 決勝は鹿児島実と加治木工に
全国高校ラグビー大会県予選は7日に準決勝が行われました。
第1試合は新人戦と県総体で優勝、今年県内無敗の鹿児島実とライバル鹿児島工と対戦。
前半9分、FWの気迫のタックルで鹿実陣内に攻め込んだ鹿工は、ゴール前深くまで押し込みます。しかしこぼれ球を奪った鹿実がバックスのスピードで一気に陣地を取り返すと、ショートパントのボールを1年生WTB山川がキャッチして先制トライ。
鹿実は5分後にもFB伊知地の突破からチャンスをつかみ、FWがオフロードパスでつないでFL伊藤がトライを挙げます。
19点を追いかける鹿工は前半終了間際に鹿実ゴール前に攻め込み、ラックサイドをFWのダブルタックルで前進すると、こぼれ球をグラウンディングしてトライ。ゴールも決まって19-7で折り返します。
しかし後半は鹿実が走力を活かして一気に7トライ。鹿工も終了間際に1トライを返しますが、62-14で鹿実が決勝進出を決めました。
第2試合は3年生5人の鹿児島玉龍と、43年ぶりの花園を目指す加治木工の対戦。
前半9分、加工は司令塔時任キャプテンのハイパントで一気に相手陣内に攻め込むと、こぼれ球をCTB岩元が取って中央にトライ。ゴールも決まって7点を先制します。
前半終了間際、10点を追いかける玉龍はゴール前でFWが粘りを見せ押し込むと、左へ展開。1年生WTB寺原が左隅にトライを挙げ、松元キャプテンのゴールも決まって17-14とわずか3点差で前半を折り返します。
しかし後半は加工がFW、BK一体となった攻撃で3トライ。守備では玉龍を後半0点に抑え、36-14で加工が決勝進出を決めました。
決勝のカードは連覇を狙う鹿児島実と43年ぶりの花園を狙う加治木工の対戦。新人戦と県総体と同じカードになりました。
14日(日)午後1時35分から県立サッカー・ラグビー場で行われ、MBCテレビで実況生中継でお伝えします。