「喜び入る町」での練習がスタート! 鹿児島ユナイテッドFC

(地元・喜入の皆さんの期待も大きい「場所」が生まれた)

サッカーJ3・鹿児島ユナイテッドFCの「専用練習場」が鹿児島市喜入町に完成し、10月5日からトップチームによる練習が始まりました。

トップチームの練習がスタートした専用練習場「鹿児島ユナイテッドFCトレーニングセンター」は、鹿児島市が無償で貸し出した喜入地区の土地に、クラブが約5億5千万円かけて、天然芝2面とナイター設備を備えた人工芝1面のグラウンドなどを整備し、10月までに第1期工事が完了しました。この場所を通した活動で、チーム強化だけでなく、地元・喜入の活性化も期待されていて、この日は、地元有志がセレモニーを開いて歓迎しました。

セレモニーの中で、鹿児島ユナイテッドFCの徳重剛代表は
「地元のプロチームとして、地域を盛り上げる取り組みもしていきたい。」とサッカー以外の面での取り組みについても思いを語りました。
また、歓迎セレモニーを企画した有志団体の一つ、喜入を盛り上げ隊の追立正人隊長は
「ユナイテッドFCが来るということで、町も明るくなり、町一丸となって歓迎している。人の出入りが多くなることでの地域活性化、経済効果も期待しています。」と話しました。

錦江湾に大隅半島、桜島…「風光明媚」なトレーニングセンターとも言える

歓迎セレモニーと安全祈願祭の後、初練習に臨んだ選手たちは、芝の感覚を確かめながら、J2再昇格の為にも負けられない次節・アウェーでの福島戦に向けてしっかりと汗を流していました。
今回の「専用練習場」の整備で、通年で練習できる環境が確保されたことに、砂森和也キャプテンは「選手にとってもポジティブで、メンタル面でも落ち着くものだ。100%トレーニングに集中できるような環境が出来たので、プラスにとらえて頑張りたいと思っています。」と気持ちを新たにしていました。

いよいよ運用が始まり、これまで抱えていた「練習場確保」の問題を解決するこの施設。
J2再昇格に向けて負けられない戦いが続くチームの後押しになれば…そして、地域活性化の起爆剤になればと関係者の期待が高まっています。

※なお新型コロナの影響で、練習は非公開となっています
※一般利用については、新形コロナの状況を見ながらクラブが判断することになっています

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