高校ラグビー新人戦 鹿児島実業が連覇

高校ラグビーの県新人大会は1月31日、7チームが参加した15人制の最終日を迎えました。

決勝は、連覇を目指す鹿児島実業と、15年ぶりに決勝に進出した加治木工業の対戦。

試合は鹿児島実業が開始早々の2分、強みのバックスの走力をいかしてウイングの宿里が先制トライ。ゴールも決まって7点を先制します。

鹿実はその後もフォワード・バックス一体となったスピーディーなラグビーで、前半だけで5トライ。加治木工業をペナルティーゴール1本におさえ、31-3と大きくリードします。

しかし後半、ディフェンスの集中力がさらに高まった加治木工業は、激しいタックルから何度も鹿実のペナルティを誘うと、後半10分にセンター岩元がトライ。

その後も加治木工業は、抜かれてもあきらめない気迫のディフェンスタックルで互角の勝負に持ち込み、後半は互いに3トライずつの展開に。

結局、鹿児島実業が前半のリードをいかして50-24で逃げ切り、新人戦連覇を果たしました。

藥丸兼臣キャプテン(鹿児島実業)『自分たちのミスやペナルティでなかなか流れを持ってこられずに、自分たちのラグビーができなかった。九州大会は鹿実らしいスピーディーなアタックをFW・BK一体となってやれば必ずいい結果が待っていると思う。』

時任凜空キャプテン(加治木工業)『15人全員が意識してタックルできたと思う。九州大会で大きな経験を得られると思うので、5月の総体でもう一度鹿実と対戦して差を確かめて、最後の花園予選では果実を倒して花園に行きたい。』

鹿児島実業と加治木工業は2月に沖縄県で行われる九州大会に出場します。

なお3位決定戦は、鹿児島玉龍が17-14で鹿児島工業との接戦を制しました。

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