ベスト16入りをかけて熱戦! 夏の高校野球県大会

(一球にかける思いが次につながる)

「夏の甲子園」を目指す高校野球の鹿児島大会は、7月16日から3回戦。
ベスト16入りをかけた熱戦が繰り広げられました。

県立鴨池野球場の第1試合では、今年春の県大会で優勝し第2シードのれいめいと、5年ぶりに初戦を突破した樟南第二が対戦。
1回ウラ、れいめいはノーアウト満塁のチャンスで4番・キャプテンの登尾がセンター前にタイムリーヒットを放ち、2点を先制します。さらに、ランナーをためて6番・松江にライトスタンドへの満塁HRが飛び出すと、9番の川畑にも2ランが生まれるなど、初回だけで打者13人を送り9点を奪う猛攻で、シード校らしく試合の流れをつかみます。

追いかける樟南第二は、得点圏にランナーを進めながらも、れいめい・先発の松江の前にあと一本が出ず、得点を奪えません。
しかし、コールドゲーム成立の点差がついても諦めず、一球一球にくらいつく樟南第二。
途中出場となった3年生の喜島が守備で盛り立て5回表の攻撃につなげますが、シード校に一矢報いることはできませんでした。

結局、15対0(5回コールド)で、れいめい高校がベスト16に進出しました。

試合後、樟南第二の喜島昇輝選手は「悔しい・・・。」と言葉をしぼり出したあと、劣勢の場面でも守備で好プレーを見せたことについて、「日頃から球際を意識して練習してきたことが、プレーにつながったと思います。」と、日々の練習の大切さを改めて噛み締めていました。

一方のれいめいは、38年ぶりの優勝に向けて、思いを新たにしています。
登尾純光キャプテンは、「穴をつかれて負けてしまうというような、苦しいゲームを戦ってきたからこそ今のチームがある。こういう勝ち方の次の試合が大事。もう一度引き締めて、次の試合に挑みたいです。」と、引き締まった表情で話しました。

【7月16日(月) 3回戦】
<県立鴨池野球場>
れいめい 15-0 樟南第二(5回コールド)
加治木 10-1 古仁屋(7回コールド)
大島 12-5 鹿児島商業(7回コールド)

<鴨池市民球場>
鹿児島実業 4-0 出水中央
鹿児島城西 16-0 種子島(5回コールド)
指宿商業 6-3 種子島中央

関連記事一覧