事実上の2023年開催へ かごしま国体・大会
新型コロナウイルスの影響で今年秋の開催が延期となった「かごしま国体」について、鹿児島県や日本スポーツ協会など4者が9月25日に会議を開き、2023年に開催することで合意しました。
この日に行われた「4者協議」には、鹿児島県・日本スポーツ協会・日本障がい者スポーツ協会・スポーツ庁の4者が参加して行われ、塩田知事は鹿児島県庁からウェブで参加しました。
新型コロナウイルスの影響で今年秋の開催が延期された「かごしま国体・大会」。2021年の三重、2022年の栃木での開催が決まっているなか、鹿児島県は2023年の開催を目指し、2023年に内定していた佐賀と2024年に内定していた滋賀へ働きかけを続けた結果、ともに「1年の延期受け入れ」を表明していました。
これらの状況を踏まえ、9月25日の会議で4者は、「かごしま国体」と「全国障害者スポーツ大会・かごしま大会」を2023年に開催し、それ以降の大会は1年ずつ延期することで合意しました。
これにより2023年開催が、事実上、決定したことになります。近く、日本スポーツ協会の理事会が開かれ、正式に決定する見込みです。
計画されていた大会の会期と会場は引き継がれる予定で、「かごしま国体」は2023年の9月30日から10月10日までの11日間、「全国障害者スポーツ大会・かごしま大会」は10月21日から23日までの3日間となる見通しです。
ただし、延期に伴って生じる作業や費用をどうするのか?また、選手の強化・育成面をどう続けていくのか?など、「課題」が残されています。