ソニーが開幕連勝スタート! ハンドボール日本リーグ
日本ハンドボールリーグの「女子リーグ」が1月5日に開幕。
霧島市を拠点とするソニーセミコンダクタマニュファクチャリングは、ホームで2連勝と好スタートを切りました。東京オリンピック日本代表を狙う注目選手も活躍しました。
1月6日に霧島市で行われたソニーのホームゲーム2日目。前日の開幕戦で10年ぶりのリーグ優勝に向け白星スタートとなったチームは、三重バイオレットアイリスと対戦しました。
注目は、この日、誕生日で年末の世界選手権日本代表の角南果帆(すなみ・かほ)選手です。
序盤、相手に4連続得点を許し、流れをつかめなかったソニーでしたが、北原や服部の得点で同点に追いつくと試合はシーソーゲームに。注目の角南はディフェンスでチームに貢献します。すると、14対14の同点で迎えた後半には、角南のポストプレーを含む3連続ポイントで流れをつかみ、さらに後半18分には川村・田村の連携による華麗なスカイプレーで地元ファンを沸かせ、リードを築きます。
体力的にもきつくなる終盤、持ち味の守備から攻撃を組み立てたソニーが連続得点で突き放し、27対23で試合終了。開幕2連勝で10年ぶりのリーグ優勝に向け、スタートダッシュを決めました。
試合後、大城章監督は「正直ホッとしました。これだけの地元の応援の前で勝てたのでよかったです。この2勝というのは大きな価値があると思っています。」と笑顔を見せました。
また「誕生日」のホームゲームを白星で飾った角南選手は―。
「1年に1度しかないので、この27歳になった日にホーム戦で勝利することが出来て、本当に嬉しいです。常に東京オリンピックで自分が戦うという気持ちを持って、海外の選手相手だったら、こう守らないといけないとか、シュートだったらコースをこう打たなければいけないとか、1つレベルを上げたところでのプレーを意識しています。東京オリンピックに出場して、最後は「かごしま国体」で日本一になって、鹿児島の皆さんと喜びたいと思っています。」と、いまの思いを熱く語りました。
ソニーの次の試合は1月13日、敵地・熊本で強豪のオムロンと対戦します。