県選抜高校野球大会　準決勝

夏の甲子園を目指す県大会の前哨戦、「県選抜高校野球大会」の準決勝２試合が５月２９日鹿児島市で行われました。

録音ではあるものの、ブラスバンドによる応援が戻ってきた今大会。
準決勝第１試合は、春の県大会を制した鹿児島実業とこの大会２連覇を狙う鹿児島城西の対戦。毎回、スコアリングポジションにランナーを進めるもなかなか得点できない鹿児島城西でしたが、４回ウラ連打で２アウト３・２塁とすると１番・林がレフトへのタイムリーを放ち先制。さらに、続く２番のキャプテン乗田にレフトの頭上を越える３ランホームランが生まれ、城西が４対０とリードします。一方の鹿実は、７回に相手守備のミスから１点を返すも反撃ならず。鹿児島城西は、先発の２年生津波・乗田・江口の投手リレーで鹿実を抑え込み、４対１で勝利。決勝進出を決めました。

（４回ウラ３ランホームランを放つ城西・乗田キャプテン）

準決勝第２試合は、鹿児島商業と鹿屋中央の顔合わせに。
試合が動いたのは２回ウラ。鹿屋中央は１番・宮里のライトへのタイムリー３ベースで先制。さらに５回ウラには、クリーンナップ３連打で２点を追加し、３対０とリードを広げます。追いかける鹿商は、グラウンド整備明けの６回表の攻撃で２点を返すと、７回表には１アウト３・１塁から１番・上野がヒットを放ち同点に。続く２番・大磯にもレフトオーバーの２点タイムリーが生まれ勝ち越しに成功。
その後も追加点を加えた鹿児島商業が８対４で勝ち、９年ぶりの決勝進出を決めました。

鹿児島城西対鹿児島商業の決勝戦は、５月３０日に鹿児島市の平和リース球場で行われます。

（７回表勝ち越しタイムリーを放つ　鹿商・大磯）