30年ぶり日本一!鹿屋体育大学柔道部 福田大悟選手

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【リポーター】宮内ありさ さん (勝手に大隅広報大使)

今回は、鹿屋体育大学4年、柔道部の福田大悟(ふくだ・だいご)選手紹介。兵庫県出身で、2人の弟さんも柔道をされている。福田選手は昨年11月に開催された全日本学生柔道体重別選手権大会で60㎏級に出場し、見事日本一に。鹿屋体育大学としては1991年以来30年ぶりの優勝を果たした。今回は、鹿屋体育大学にお邪魔して話を聞いた。

(宮内)まずは日本一になった感想と柔道を始めたきっかけ、鹿屋体育大学を選んだ理由などを聞きました。

⇒高校時代は全国大会で2位が2回、3位が1回と優勝がなかったので「ようやく日本一になれた」とホッとした気持ち。鹿屋体大勢として30年ぶりの日本一については、優勝後に知ったが「鹿屋体大が日本一を証明したい」と考えていたので目標達成できて嬉しかった。4歳の時に父に道場に連れて行かれたのがきっかけで始めたが試合に負けて悔しくて本気で取り組むようになった。進学したのは、鹿屋体大が最初に声をかけてくれたから。地方から日本一を目指すことにも魅力を感じた。

(宮内)そして4年生ということで、鹿屋体育大学での4年間を振り返ってと、今回の勝因、さらに気になる今後と目標、後輩へのメッセージ。最後にみなさんへメッセージも。

⇒ 大学時代は同期に恵まれた4年間で楽しかった。仲間が視野を広げてくれて、辛い時も励ましてくれた。お互いに結果を出すことで刺激をもらった。今回の日本一は「覚悟」ができていたから。妥協せずに優勝しか目指さなかった。春からは実業団に所属し柔道を続ける予定。後輩たちにも、何かひとつ全力で取り組んでほしい。4年間、鹿屋で過ごしたからこそ日本一にはなれた。これからも「鹿屋に誇り」を持って、「鹿屋から世界」を目指したい。

※ radiko で聞けます。

【宮内ありささんの取材後記】

すごく芯の強い選手だなという印象を受けた。お休みの日には、漫画を読んでいるそうだが、テニスやアメリカンフットボールの漫画からも、技術やマインドを盗んでいるとか。「鹿屋はご飯が美味しくて、よくみなと食堂ややどり木という定食屋でお魚をたべていました」と教えてくれた。柔道部の寮で過ごした4年間、卒業するのは「さみしい」という気持ちが強いと話したが、卒業後は関東を拠点に実業団で柔道を続ける福田選手。4月には全カテゴリー含めた大会に出場予定で、そこでも鹿屋OB旋風を巻き起こしてくれることを期待してこれからも応援していきたいと思う。

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