いろは歌

いろは歌「こ」(33番目の歌)

今日ご紹介するのは、いろは歌の33番目の「こ」の歌です。

心こそ いくさする身の 命なれ 揃ゆれば生き 揃はねば死す

まず、言葉の意味から。

  • 「心こそ」とは、命・生命のことです。
  • いくさする身」とは、武士・侍のこと。
心こそ いくさする身の 命なれ 揃ゆれば生き 揃はねば死す

歌の意味です。

心こそ、いくさ・戦争する者の命・生命である。
したがって、皆の心が揃い、一致団結することが出来れば、戦いに勝つことが可能だが、心が揃わなければ、戦いに敗れる。

要するに、合戦だけではなく、何事に対しても、一致団結することが大切であると諭したのが、いろは歌の「こ」の歌です。

心こそ いくさする身の 命なれ 揃ゆれば生き 揃はねば死す

日新斉じっしんさいは、多くの合戦を体験し、その経験から、この歌が創られたのかも知れません。
この歌、あなたの明日のお役に立てれば幸いです。
では、今日も、鹿児島のこの言葉でお別れしましょう。また明日。毎日めにっごわんそ!

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