■講評 永谷 勝 さん (昨年の準優勝者)
「国体」は、半数以上が『桜島が噴いた』句でした。もう、ひったまがりました!
■入選
国体で 薩摩ん武道が 派手をとっ 【中野 大八】
(こくたいで さつまんぶどが はでをとっ)
国体を 裏で支ゆっ おもてなし 【塩田 我流】
(こくたいを うらでささゆっ おもてなし)
国体の 馬が転倒っ 最下位べけなっ 【濱川 白馬】
(こくたいの うんまがかやっ どべけなっ)
健し爺 二度も国体い 参加が出来っ 【平田 素麺】
(さかしじい にどもこくたい でがでけっ)
賀状ん絵あ 桜島と国体ゆ 載せっ出っ 【前田 一天】
(がじょんえあ しまとこくたゆ のせっでっ)
国体も 佳子様ん笑顔い 盛い上がっ 【田之上 セイブン】
(こくたいも かこさんえごい もいあがっ)
島唄で 国体い参加 もぞか孫 【中林 和子】
(しまうたで こくたいさんか もぞかまご)
インパルス 国体ゆ見事つ 盛い上げっ 【疋田 花枝】
(インパルス こくたゆみごつ もいあげっ)
国体ゆば 地方ん若け衆が 盛い上げっ 【柳村 遊月】
(こくたゆば ちほんわけしが もいやげっ)
国体ゆ 祝ておじゃした 両陛下 【堂脇 天進】
(こくたいゆ いおておじゃした りょうへいか)
国体ち 鹿児島め競た 天皇賞 【平澤 泰山】
(こくたいち かごっめきそた てんのうしょ)
肥前国き 御礼込み渡てた 国体旗 【中野 大八】
(ひぜんこき ごれごみわてた こくたいき)
国体を 見ろちけ死んと 延べた婆 【大脇 若けばっばん】
(こくたいを みろちけしんと のべたばば)
国体で 知い合て嬉し 新婚旅行 【津曲 とっこ】
(こったいで しいおてうれし ハネムーン)
薩摩路が 国体い燃えた 二週間 【有川 ヒロシ】
(さつまじが こくたいもえた にしゅうかん)
国体ち トーチん代い 竿で稽古 【櫨山 一球】
(こくたいち トーチんかわい さおでけこ)
郷土勢い け枯れ声へなっ 婆も叫っ 【内野 茶柱】
(きょうどぜい けかれごへなっ ばもおらっ)
国体が 鹿児島魂し 火をつけっ 【堀 三余】
(こくたいが かごっまだまし ひをつけっ)
国体あ 燃ゆっ鹿児島 好か景気 【吉峰 一鶴】
(こくたいあ もゆっかごいま よかけいき)
国体あ 美人の応援で 新記録 【吉峰 一鶴】
(こくたいあ シャンのおえんで しんきろっ)
おもてなし 地域の加勢が 力れなっ 【吉岡 道場】
(おもてなし ちいっのかせが ちかれなっ)
国体で 雅子殿下ん 笑顔が舞っ 【永栄 寿桃】
(こくたいで まさこでんかん えごがもっ)
国体に 両陛下様あ 拝ん待っ 【疋田 花枝】
(こくたいに りょうへいかさあ おがんまっ)
国体が 県下一円 盛い上がっ 【仮屋崎 毅】
(こくたいが けんかいちえん もいあがっ)
国体で 復帰を祝っ 賑ずだ奄美群島 【坂元 うなっ】
(こくたいで ふっきをいをっ はずだしま)
鹿児島が 久し国体で 一ち成っ 【芝原 子雀】
(かごっまが さしこくたいで ひとちなっ)
国体で ボッチャ言を知っ 爺が励っ 【柳村 遊月】
(こくたいで ボッチャつをしっ じがはまっ)
スポが付っ 国体や新かか 名称を貰ろっ 【南谷 久瓜】
(スポがちっ こくたやにかか なをもろっ)
国体ゆ 感謝を込めっ 佐賀げ渡てっ 【有川 八味】
(こくたいゆ かんしゃをこめっ さげわてっ)
親と子で 国体い出場れっ 夢叶のっ 【堀 子鶴】
(おやとこで こくたいでれっ ゆめかのっ)
■佳作五
国体の 紙面選手ん 華が咲っ 【有川 八味】
(こくたいの しめんせんしゅん はながせっ)
■佳作四
国体路 孫せえ繋っ 炬火リレー 【池江 蹴平】
(こくたいじ まごせえつなっ きょかリレー)
■佳作三
国体に 励っ来たどん け迷れっ 【押領司 翠里】
(こくたいに はまっきたどん けまぐれっ)
■佳作二
国体に 孫が出場っどち 言ちらけっ 【押領司 翠里】
(こくたいに まごがでっどち ゆちらけっ)
■佳作一
頑張い孫げ 次の国体ゆ 爺も狙ろっ 【村田 鹿の子】
(きばいまげ つっのこくたゆ じもねろっ)
■準特選
親子二代 国体ゆ走っ 胸を張っ 【中道 疾風】
(おやこにで こくたゆはしっ むねをはっ)
■特選
青春ぬ 国体い掛けっ 金メダル 【津曲 とっこ】
(せいしゅんぬ こくたいかけっ きんメダル)
■番外
国体ゆば 祝おて頑張ち 桜島が噴っ 【猪俣 凡児】
(こくたゆば ゆおてきばれち しまがひっ)
国体に 桜島も嬉くで 吹っ上げっ 【山下 矢絣】
(こくたいに しまもよろくで ふっきゃげっ)
■軸吟
国体ゆば 有給を使こっ 全部観っ 【永谷 勝】
(こくたゆば ゆうきゅをつこっ ずるっみっ)