• 鹿児島発 コロナに負けない!
  • 新型コロナウイルスの感染拡大は、私たちの生活や経済に暗い影を落としています。一方で、先が見えない不安の中、この逆境に立ち向かう人たちがいます。このシリーズでは、新型コロナに負けまいと頑張っている人や企業などを紹介します。

命を守るために 地域の医師が授業

鹿児島市の喜入小学校で授業をしているのは、卒業生で学校医の濵田努さん(42)。
学校の近くでクリニックを開業している内科の医師で、3人の子どもたちも喜入小学校に通っています。

濵田さんが母校で授業を行うようになったのは、初めての一斉休校に戸惑っていた子どもたちからの質問がきっかけでした。

(濵田努さん)「私の子どもたちがどうして学校が休みになるの?行きたいのにと、聞かれたときにうまく答えられなかった」


鹿児島でも感染者が出るなど、国内外で猛威を振るう新型コロナウイルス。
感染を防ぐためには、どんなことができるのか。
医師として地域の子どもたちに分かりやすく伝えたいという思いを強くしました。

「目に見えないバイキン」が悪さをすると、お年寄りや持病がある人たちの命を奪ってしまう怖さを知った子どもたち。
感染を広げないために、「3つのできること」も教わりました。

(授業の様子)「できることは一つは手洗い。もう一つはせきのエチケット。もう一つは風邪なら学校を休むこと」

また授業ではハンカチを使ったマスクの作り方も練習しました。

(濵田努さん)
「子どもたちが正確な情報を持ってその情報を子どもたちが家に持って帰ることによって両親もおじいちゃん、おばあちゃんたちにうつしたらいけないんだよねっていうところが分かってもらえる。子どもたちが元気に大きくなっていく姿を見守っていくことが学校医の役割だと思う」


濵田さんが授業で使っている資料は「きいれ浜田クリニック」のフェイスブックで見ることができます。