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慶応4年4月13日 薩摩 威信上昇で家臣に通達

薩摩藩国許の藩庁から、家臣へ通達が出されました。

藩庁から出された通達の内容は、「15日に登城する家臣は、礼服で国父・島津久光の御前に上がるべし」というものでした。

久光の息子で藩主の忠義は、京都で天皇に仕えているため、毎月の登城は久光に対して行われています。

忠義は、このほど王政復古以来の功績を認められ、朝廷から短刀や勅書を与えられました。

今回、藩庁は、この藩の栄誉に対して、あさっての登城で家臣一同礼服を身につけ、久光へ祝いを述べるよう命じました。

一方、新政府は、全国の諸藩に対し江戸にいる藩主の家族や家臣を国許に戻すよう命じました。

江戸の旧幕府勢力と各大名との関係を切り離す目的で、薩摩藩もきのうまでに江戸総引き払いの届書を、新政府に提出したということです。