慶応4年3月30日 改革進める薩摩藩内の動き
今月の薩摩藩の動きを追ってみましょう。
今月は、15日に新政府東征軍の江戸総攻撃が予定されていましたが、西郷隆盛が旧幕府側の山岡鉄舟、勝海舟と個別に会談。その結果、江戸総攻撃は前日に中止され、新政府は、朝敵としていた徳川慶喜の赦免を決定しました。
一方で新政府は、天皇の大坂行幸を行い、国の体制が一新されたことを内外に示そうとしています。
大きな変化の波に対応するため、薩摩藩内でも様々な制度改革が行われています。
藩庁では、役所や役職を統廃合し、経費削減を行っています。また、軍の近代化と洋学の奨励も積極的に進められているということです。