明治元年11月6日 旧幕府軍 長州藩兵が対応へ
きょうは明治元(1868)年11月6日です。五稜郭に続き松前城も占拠した旧幕府軍に対し、新政府側は長州藩兵を送り対処させる計画です。
土方歳三を総督とする部隊およそ600は、きのう午後8時ごろ、松前城の占拠に成功しました。
作戦が成功したことを受け、海上から土方を援護射撃した軍艦「回天」と「蟠龍丸」は、きょう津軽海峡を渡って、陸奥湾へと向かいました。
回天は、蝦夷の旧幕府軍を指揮する榎本武揚が新政府へ宛てた「嘆願書」を弘前藩へ渡す予定です。
いっぽう青森では、長州藩兵およそ900人が、おとといからきょうにかけて船で到着しています。
長州藩兵を指揮するのは、北越戦線で越後口海軍参謀を務めた山田顕義です。
新政府は歴戦の長州藩兵を主力として蝦夷の旧幕府軍への対応に当たらせる方針です