慶応4年6月26日 旧幕府勢力 火薬工場襲撃
きょうは慶応4(1868)年6月26日です。旧幕府勢力が江戸の火薬工場を襲撃しました。
江戸北部の滝野川の火薬工場を襲撃したのは、旧幕府軍艦頭並だった澤太郎左衛門と、同じく旧幕臣の貝塚道太郎らです。
澤らは新政府が管理する火薬工場を破壊し、金属類を運びだしました。5月の上野戦争で江戸にいる旧幕府側の抵抗勢力を一掃した新政府軍でしたが、江戸府内にはまだ新政府に従わない旧幕臣が残っていて、予断を許しません。
いっぽう、越後では昨夜、奥羽越列藩同盟の長岡藩家老・河井継之助が越後福井口の新政府軍に夜襲をかけました。
この結果、新政府軍は敗北し、小千谷方面へ退いています。新政府軍は長岡城を押さえてはいますが、河合継之助率いる長岡藩兵ら列藩同盟側は各地で頑強な抵抗を続け、新政府軍を苦しめています。