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亡き夫への思い胸に完走

霧島市の森園勝江さん(65)。10年ほど前にマラソンを始め、さまざまな大会に出場しましたが、今年の鹿児島マラソンへに懸ける思いは特別でした。

夫の博明さんが去年1月、心筋梗塞で亡くなり、落ち込んでいたからです。

森園さん自身も、おととし、足を骨折し、大会に出場することを、家族も心配していました。しかし、元気に走る姿を見せることが博明さんの供養になると、心を奮い立たせた森園さん。
鹿児島マラソンでは、家族の応援を力に、5時間44分のタイムで完走を果たしました。

「最後まで痛めていたところが何ともなかったから、お父さんが守ってくれたんだと思った。来年はもうちょっとでも記録が短くなればいいな。走っとかないといけないと思った」

森園さんは完走記念のメダルを博明さんの仏壇に飾り、来年の挑戦を誓ったということです。