40年ぶりの音色
霧島市の赤星由美さんが音楽を通じて感じたハッピーニュースです。
現在51歳の赤星さんは小学生のころ奄美大島の小学校の器楽部に所属しヴァイオリンを担当していました。赤星さんが小学4年生の頃に発足した器楽部にはチェロやコントラバスなど弦楽器もあり、当時、鹿児島市で開かれていたMBC器楽合奏コンクールにオーケストラの編成で出場していました。
しかし、チェロやコントラバスは徐々に演奏機会が減り音楽室で長い間保管されたままとなっていました。それを知った有志らが弦楽器の職人に楽器の修復を依頼。
見事に修復されたコントラバス1台は、先月23日に奄美市で開かれた奄美オーケストラの第九演奏会で使われ、およそ40年ぶりにその音を響かせました。赤星さんはそのコントラバスの音を聞き、一緒に演奏できたことがとてもハッピーだったと話します。
「私の小学校時代を知っているコントラバスと共演できることもまず考えられなかった。(楽器を)弾いていなくても涙が止まらない状態でした。コントラバスがやっと目を覚ましたので、私のこれからもどんどん目を見開いて音楽活動をしてきたいなと思えるハッピーな出来事でした。」