台風で流失した橋が7か月ぶりに復旧 屋久島一周が再開

屋久島町で去年8月、台風6号の影響で流失した橋が復旧し、およそ7か月ぶりにきょう19日から通行できるようになりました。世界遺産エリアを車で通り抜け、屋久島を一周することができるようになりました。

復旧したのは、屋久島の西側を結ぶ西部林道にある「川原1号橋」です。

鹿児島県によりますと、去年8月の台風6号の影響で発生した土石流により、橋が流失しました。このため、橋を含む周辺の県道、およそ1.7キロが全面通行止めになっていました。

この道路は島の西側の集落を結ぶ唯一の道路で、世界自然遺産に登録されているエリアを通っています。

屋久島町によりますと、橋の流失で屋久島を一周する予定だったツアー客らがコースの変更を余儀なくされるなど、影響が出ていたということです。

屋久島町では、「橋の周辺は、世界遺産エリア内を車で通れる唯一の区間。橋が復旧したことで、再び多くの人に効率よく観光スポットを回ってもらえるようになる」と話しています。