紬の日 奄美市では150人が紬姿で練り歩く

奄美市は1月5日を「紬の日」と定めています。この日は紬を着た150人が街を練り歩きました。

奄美市は、伝統の大島紬を身に着けその素晴らしさを改めて知ってもらおうと、1978年に1月5日を「紬の日」と定めて、毎年イベントを開いています。今年は「紬大行進」が行われました。

紬姿のおよそ150人が街を練り歩くと、華やかな雰囲気に包まれました。

(愛知県在住の小学生)「楽しかったしワクワクしました。(紬は)おしゃれでかわいいので、着てるだけで笑顔になる」

(市民)「この機会があるので着られる。ありがたい。思ったよりもあたたかくて肌ざわりもいい」

イベントでは紬を着用している人への記念撮影や紬の機織り体験もありました。

(機織りを体験 東京の大学生)「(機織りは)難しかったが、リズムとか教えてもらって楽しかった。文化の伝承というかそういうのを地域として盛り上げていく姿勢は素晴らしいと思う」

奄美大島の伝統産業の大島紬ですが、本場奄美大島紬協同組合によりますと、生産量は1972年の29万7600反をピークに、その後は減少が続き去年は2710反と過去最低を更新しています。