琥珀色で甘い香り 小学生が黒砂糖づくり 5トンのサトウキビから200キロ
鹿児島県出水市の小学生が27日、自分たちで育てたサトウキビを使って黒砂糖づくりを体験しました。
黒砂糖づくりをしたのは、出水市高尾野町の下水流小学校の4年生34人です。
27日は阿久根市の製糖工場で、地域のボランティアグループ・ルピナス倶楽部の人たちと一緒に、自分たちで育てたサトウキビを砂糖に加工しました。
まず、2メートルほどのサトウキビを機械に入れ、キビ汁を搾り取ります。そして、搾りだした汁を120度で1時間煮詰めると、甘い香りをたてながら琥珀色になりました。子どもたちは焦げないようにスコップで混ぜていました。
27日は、5トンのサトウキビから搾りとった1トンの汁から、200キロの黒砂糖が出来るということで、最後に子どもたちがその味を確かめていました。
(児童)「甘くてすごくおいしい」「頑張って育てたかいがあった」
(ルピナス倶楽部 福留昌三会長)「子どもたちに自分の地元で採れた本当の自然食品を、自分たちで体験して食べてもらいたい」
出来上がった黒砂糖は、交流のある福島県の小学校に贈られるということです。