コウノトリ 鹿児島県内で目撃相次ぐ 霧島市・肝付町でも

先週、湧水町で撮影された「コウノトリではないか」という鳥の映像を紹介しましたが、その後、鹿児島県内の各地からコウノトリの目撃情報が届きました。

湧水町で今月26日に撮影された6羽の鳥。その段階では、「コウノトリの可能性もある」というところまでしか分かりませんでした。

しかし、翌27日に隣の霧島市で撮影された映像に、歩き回る大きな鳥が映っていました。黒くて太いくちばしに白い体、そして翼の先は黒色。目の周辺は赤っぽく、コウノトリの特徴を備えています。さらに個体認識用と見られる足環も。

撮影したペンネーム・チップさんによると、1羽のみでウロウロしていて、20分ほどして飛び立っていったということです。

そして、28日に肝付町で日本野鳥の会県支部の前田和浩さんが撮影した写真には、霧島での目撃情報とそっくりな鳥が5羽写っていました。足環は兵庫県立コウノトリの郷公園がつけたものと確認され、コウノトリと判明しました。

県内で目撃が相次いだコウノトリ。湧水町で撮影された映像もコウノトリの可能性が高く、撮影した上原麗香さんも喜んでいました。

(湧水町で撮影した上原麗香さん)「よかったです。珍しい鳥なのでみなさん探されたのかな」

幸せを運ぶと言われるコウノトリ。上原さんに幸せは訪れたのでしょうか?

(湧水町で撮影した上原麗香さん)「どうですかね、その辺はよくわからない。子どもにコウノトリを見たと言ったら、見つけた数の幸せが来るんじゃないの?と言われた。6羽見つけたので6つの幸せがあるといいなと」

このほかの2人も、「コウノトリを見られたこと自体が幸せ」と話していました。