かごしま国体で花咲け!女子ラグビー 初の遠征で手応えも(2023年7月18日放送)

開幕まで81日となった「かごしま国体」、大会運営に向けた準備が進むだけでなく、県代表候補の選手たちも選考大会に参加するなど、大会に向けた動きを加速させています。
鹿児島の「ラガール」=ラグビー・ガール達が行った初の遠征に密着しました。


今月上旬、初夏を感じさせる北海道で行われたのは、地元チームが主催する7人制ラグビーの大会。オーストラリア代表候補や女子のトップカテゴリー大会に出場している強豪など9チームが集いました。

そんな大会に出場したかごしま国体代表候補チームは、高校生から社会人まで幅広い年齢で構成。多くの選手は高校時代、自分の学校の男子とともに練習しながら代表チームでの活動を続けてきました。

「地元・かごしま」の為に…。今回は、全国に散らばって活動している県代表が「初めて」集合。力試しとして大会に臨んだのです。

対戦したのは、鹿児島市出身で元7人制ラグビー日本代表桑水流裕策さんがヘッドコーチを務める福岡のクラブチーム。劣勢の時間が続きますが、強化指導員のプロ選手・青木蘭選手が体を張ったプレーでチームを牽引します。反撃のトライを奪う形を作りました。

(青木蘭選手)「こんなにすぐにチームになれるなんて思って居なかったので、楽しい試合でした。みんながアグレッシブに自信を持って、互いの強みを活かしながらプレーできるように、強化していきたいです」

また、遠征最後の試合では、県代表のトライゲッター・迫田夢乃選手が所属する静岡のクラブチームと対戦。この試合で4試合目となった県代表のプレーにはつながりも生まれ、最後は独走トライを決めて遠征を締めくくりました。

(垂門奈々選手)「代表候補全員が集まって、もっといいコミュニケーションが増えていったらいいなと思います。まだまだ準備できるところがあるので、夏しっかりと追い込んでチームで戦いたいと思います」

(中野優香キャプテン)「全敗はしましたけど、良いところが見えたので、次の練習や試合につながる遠征でした。国体までには阿吽の呼吸でつながるようなチームにしていきたいです」