神秘的な世界に包まれる 大島海峡でサンゴの一斉産卵(2023年6月8日放送)

奄美大島と加計呂麻島の間の大島海峡で、サンゴの産卵の季節を迎えています。


7日夜、大島海峡で奄美海洋生物研究会の興克樹会長が撮影した映像です。辺り一面が精子と卵子の入ったピンク色のカプセル=パンドルに包まれています。

興会長は台風2号が奄美地方を離れた6月3日から観察を続けていましたが、7日夜9時半ごろにミドリイシ属のサンゴの一斉産卵を確認しました。
産卵は1時間ほど続き、ピーク時には前が見えないほどになったということで、興会長は「力強いサンゴの命の営みに感動した」と話していました。

奄美大島ではこれから夏にかけて様々な種類のサンゴが産卵していきます。