新型コロナ感染者増加 鹿児島は全国2位 1週間で874人 1定点9.6人 鹿児島

23日発表された県内の新型コロナの感染者は1医療機関あたり9.6人で、沖縄に次ぎ全国で2番目に多くなりました。新型コロナだけでなく、インフルエンザなどの感染症の報告も増えています。

県によりますと、今月18日までの1週間に、91の医療機関から寄せられた新型コロナの報告数は874人で、前の週を203人上回りました。1医療機関あたり9.6人で、沖縄に次いで2番目に多い感染者数です。
前の週を2.23人上回り、5類移行で週1回の公表となった5週間前と比べて5.9倍に増えました。
保健所別では名瀬 24人、徳之島 22.4人、西之表 14.5人
などとなっています。

21日時点で医療機関に入院中は234人、宿泊施設で療養中は5人です。重症者はおらず病床使用率は14.5%です。

また、22日県内全域に流行発生注意報が出されたインフルエンザの報告数は、前の週を496人上回る960人で、1医療機関あたり10.55人です。
また、流行発生警報が出ている子どもの夏かぜ「ヘルパンギーナ」の報告数は前の週を212人上回る527人で、1医療機関あたり9.94人です。

いずれの感染症も増加傾向で、県は、手指消毒やこまめな手洗いなどの対策に取り組むよう呼びかけています。