塩田知事「“まん延防止”延長検討も必要」
塩田知事は9日、鹿児島県内全域に適用されている“まん延防止等重点措置”の「延長の検討が必要」とする考えを示しました。また、感染が特に拡大している鹿児島市などで、学校や高齢者施設の職員に集中してPCR検査を始めることも明らかにしました。
(塩田康一知事)「新規の感染者数が多い地域も、県内多くの都市に広がっている。今の状況がこのまま続けば、延長も検討する必要があると思っている」
“まん延防止等重点措置”は、先月27日から県内全域に適用されていますが、塩田知事は新規感染者数の高止まりが続き、病床にも負担がかかっているとして、今月20日の期限以降の延長を検討する必要があるとの考えを示しました。国に延長を要請するかは、来週前半に判断する考えです。
(塩田康一知事)「今の状況と比べて、新規の感染者数がどういう風に推移するか。病床の占有率、使用率がどれぐらいになるかがポイントになると思う」
また、感染が広がっている高齢者施設や児童施設、学校で緊急点検をしたうえで、霧島市、姶良市、鹿児島市の施設職員や教職員に集中してPCR検査を行うことを明らかにしました。
霧島市では11日から13日まで国分保健センターで実施し、姶良市と鹿児島市は日程を調整中です。
そして、11日からの3連休は、感染対策を徹底するよう県民に呼びかけました。
(塩田康一知事)「あらためて感染リスクが高まっていることを認識してもらい、3密の回避、マスクの着用、こまめな手洗い、手指消毒、定期的な換気など、基本的な感染防止策をこれまで以上に徹底するようお願いする」