鹿児島市 自宅待機者に医療機関直接対応

新型コロナによる自宅待機者が急増する中、鹿児島市医師会は保健所などの負担を軽減するため、28日から、体調が急変した場合の電話診療などの直接対応を始めました。

感染の急拡大により、鹿児島市だけでも27日時点でおよそ1400人の自宅待機者がいて、市保健所によりますと、保健所の業務が増えているだけでなく、自宅待機者にとっても緊急時の電話がつながりにくい状況となっています。

自宅待機者の体調が悪化した場合、鹿児島市ではこれまで患者が保健所に連絡し、保健所から医療機関に、診療などの依頼を行っていましたが、鹿児島市医師会は28日から、患者が保健所を介さずに医療機関に直接連絡できるようにすることを決めました。

市内の95医療機関が協力し、このうち94機関が電話診療に応じ、65機関が投薬を行い、12機関が往診も行います。
対象となる医療機関は、28日から鹿児島市のホームページに掲載されていて、自宅待機者は直接、連絡できるようになっています。
■鹿児島市ホームページ:自宅待機者の相談・診療医療機関について