新型コロナ「まん延防止」鹿児島も適用要請
鹿児島県内で新型コロナの感染拡大が急速に進む中、県は「まん延防止等重点措置」の適用について、先ほど午前10時に国に要請しました。塩田知事は重点措置の対象地域を県内全域にする方針です。
(塩田知事)「職場・学校・家庭で、年齢層も中高年層に広がってきていて、感染が全体的に広がってきている。(まん延防止等重点措置を)内閣府に要請する方向で考えたい」
塩田知事は24日朝、報道陣にこのように述べました。
そして、県は午前10時に「まん延防止等重点措置」の適用を国に要請しました。
県内では今月に入って感染が急拡大していて、23日は407人と、過去最多を更新しています。
また、警戒基準は今月19日に「レベル2」に引き上げられ、病床使用率も22日時点で33.3%と、知事が重点措置の要請の目安としていた30%を上回っています。
要請を受けて、国は25日の対策本部で鹿児島県にも適用するか決定します。
塩田知事は県内全域を適用対象とする考えで、飲食店への営業時間短縮要請も全市町村に出すほか、旅行費用の補助事業「今こそ鹿児島の旅」も停止する方針です。