鹿児島県がアストラゼネカワクチン接種へ 他社接種できない人など対象

鹿児島県は、アレルギーなどのためにファイザー社やモデルナ社の新型コロナワクチンの接種ができない人のために、来月からアストラゼネカ社のワクチン接種をすると発表しました。

現在、市町村などでの接種はファイザー社の、大規模接種や職場接種ではモデルナ社のワクチンが使われていますが、アレルギーなどでこれらの接種を受けられない人などのために、県はアストラゼネカ社のワクチン接種を決めました。

対象は、アレルギーなどで他社の接種を受けられない18歳以上の県民と、まだ接種を受けていない40歳以上の県民などで、およそ100人を予定しています。

会場は鹿児島市立病院で、1回目が10月2日、2回目が11月27日で、時間はそれぞれ午前10時から正午までです。予約は県のコールセンター電話番号099-833-3222で、24日から午前9時から午後5時半まで受け付けます。

ただ、アストラゼネカ社のワクチンについては、国は「ごくまれに血栓症などの副反応が出ることもある」として、県は「副反応の傾向など理解したうえで、接種してほしい」としています。

一方、県は鹿児島市と霧島市で大規模接種を今月26日まで行っていますが、1万人の接種枠のうち22日時点でおよそ250人の空きがあるとしています。大規模接種の予約はコールセンターと専用サイトで受け付けています。