抗体カクテル療法も 新型コロナ「中間治療施設」 鹿児島県で10日に開設

新型コロナの新たな療養施設ができました。県は医療体制のひっ迫を避けるため、医療機関と宿泊療養施設の機能を併せ持つ中間的な治療施設を開設し、その施設の一部を公開しました。

県が10日から鹿児島市に開設したのは、中間治療施設と呼ばれる施設です。新型コロナの重症化を防ぐ効果があるとされる「抗体カクテル療法」などの医療を提供するほか、医療機関の病床がひっ迫した時に宿泊療養者を受け入れて酸素投与することも可能で、医療機関と宿泊療養施設の中間的な役割を担います。

治療用のベッドは10台、宿泊療養が可能な部屋が52室があり、看護師が常駐し、医師は24時間駆け付けられる体制となっています。

(県くらし保健部保健医療福祉課 松藤啓介課長)「抗体カクテル療法などを通じて、重症化する患者が一人でも少なくなるようしっかり運営していきたい。」

施設の運営は、10日午後から始まり、午後4時すぎの時点で、4人を受け入れているということです。